2010/10/05

Blogger の静的なページ機能

Google Blogger に静的なページの機能(static information on stand-alone pages. と言っているので固定ページでもいいかもしれないが)がついた。(2010年2月)
年月日キーの日記的・ログ的なページと異なる管理が可能で、(限定的であれば)通常のホームページ的な用途も可能だろう。

Blogger Buzz: Create Pages in Blogger
ページとは - Blogger ヘルプ

静的ページ作成機能は、WordPress のページ機能への対抗という意味があるのかもしれないが、TypePad や他のブログでもサポートして来ている機能なので、流行なのかもしれない。

また、中途半端なサービスだった Google Page Creator が廃止されるタイミングなので、正規の後継者となる Google Sites と共に Google Blogger がその補助的な受け皿となることが期待されたのかもしれない。

Wordpress 3.0x のページ機能と比較した場合には、ナビゲーションをカスタマイズできないとか、階層化されたページを作成できないとか、html 構造がなかなか自由にならないとか多数の劣った面が見えるが、本格的なサイト制作には Google Sites があるし、あるだけマシな便利機能とは言える。

2010/10/04

Blogger の Import/Export は Backup 機能と考えられる

Google Blogger常用するに能わざるサービスであるという過去の感想については、
Import/Export 機能が実装されたことにより、懸念は払拭されたことになる。
データの可搬性が担保されたので、通報機能のイタズラによる削除への対応や、ブログ引っ越しへの対応も可能になる。(理屈の上では) …そして日本語のヘルプは無い。

Blogger Buzz: Your blog, your data
How do I import and export blogs on Blogger? - Blogger Help

運用的に実施可能なデータサイズはどの程度なのかといった検討や、URL 構造が維持されないというのは本当かという話題や、出力した XML ファイルの解釈を WordPress.com はじめ他社サービスが、どこまで対応できるのかなどという懸念はある。
しかし、従来のようにデータが抜けなければ可能性はゼロだった訳だし、Import/Export 対応で取り敢えずデータが抜けるんだから、あとは何とかなるだろう。

ちなみに、以下のプロジェクトの成果物により、Google Blogger 形式の XML、WordPress 形式の XML、Movable Type 形式の text の相互変換が可能なようである。

google-blog-converters-appengine - Project Hosting on Google Code

参考文献:
SE奮闘記: Bloggerで記事のバックアップ(エクスポート)をする
clmemo@aka: Blogger in Draft の Import/Export 機能
クリボウの Blogger Tips: Blogger in Draft でブログのインポート・エクスポートが可能に

2010/10/03

Google Analytics の新しい非同期トラッキングコードへの差替え

Google のアクセス解析 Google Analytics のトラッキングコードは、2010年初頭に新しい非同期トラッキングコードが標準のものとされるようになった。

従来は BODY 要素の内部に埋め込む仕様になっていたので、Google Blogger 的には、Gadget の HTML/Javascript の部品を使って、そこに張り付ければ良かった。新しい非同期トラッキングコードは、HEAD 要素の内部に張り付けることが推奨されているので、異なる手順を踏むことになる。

…といっても Design >> Edit HTML で編集するだけなのだが。
せっかくなので Google Webmaster Tools の登録をするぜ… が、既にサイト所有者として登録してあった。いつの間にと思ったが記憶が笠w
せっかくなので Yahoo! Site Explorer のサイト認証をするぜ…
これは、認証用のキーをメタタグに記述する方法をとり、同じく head ~ /head 内に記述することになる。

ちなみに現在も「Blogspot ドメインでは Analytics コードをどこに記述すればよいですか。」というヘルプは古くて正しくない。はっきり言って、Google のヘルプで日本語のものは信用しない方が良い。

テンプレートの差替えなどの際には、EditHTML で過去に改変した内容の記載漏れがないかどうか確認した方がいいかもしれない。

参考文献:
Google Analytics と Google Webmaster Tools - ekimoreの日記
非同期トラッキングコード移行マニュアル | カグア!Google Analytics 活用塾:事例や使い方
Analytics 日本版 公式ブログ: Google Analytics のトラッキングコードが新しくなりました
Analytics 日本版 公式ブログ: 成長し続ける Google Analytics のエコシステム
Getting Started with the Asynchronous Snippet - Google Analytics - Google Code

2010/10/02

RSS を FeedBurner 経由のものに差替える

FeedBurner は RSS feed を整形したり、購読者数を計測したりする機能をもつサービスである。Google に買収されて暫く経つのだが、Google Blogger では機能的に不十分であった箇所であるためか、連携の実装は比較的早い時期に達成された模様。

Blogger Buzz: Attention FeedBurner Fans
Blogger のフィードを作成するにはどうすればよいですか? - FeedBurner ヘルプ

Google Blogger 側の設定で Post Feed Redirect URL に FeedBurner で定義した feed URL を記載し設定を保存すれば、見かけ上(ソースでも)のURLは旧の(http://user-url.blogspot.com/rss.xml)でありながら、きちんと FeedBurner の URL にリダイレクトされる。これは素敵だ。

当たり前だが、他のどのASPよりもキレイな連携を簡単に実現可能にしてある。

2010/10/01

テンプレートをデフォルトに戻す。

Google Blogger はトラックバック(trackback)機能を持たない。ブログのエコシステムを形成するのは RSS のフィードとトラックバックによるバックリンク生成なので、ある意味致命的な欠点ともいえる。

それに対する Google Blogger からの対案が「バックリンク(Backlinks)」と呼ばれる機能である。
唯一設定可能な更新Pingの送信先である Weblogs.com に更新Pingを投げ、Google Blogsearch にインデックスされているという条件が必要なようである。

Blogger Buzz: Additional options for Backlinks
バックリンクとその使用方法について教えてください。 - Blogger ヘルプ

各投稿にバックリンクの表示を許可する設定になっており、かつテンプレートにその表示内容が定義されている場合、バックリンクが表示される。

参考文献:
クリボウの Blogger 入門: トラックバック
がんちゃんのブログ: bloggerで「Links to this post」(バックリンク)を表示する

はっきり言って条件が厳しいのだが、SPAMにより運用的に機能不全に陥っているトラックバックと比較した場合、トータルではどっちもどっちなのかもしれない。機能としては、はてなダイアリーはてなブックマークにおける、「このエントリーを含む日記」「関連する日記エントリー」に似ている。でも、この Google Blogger におけるバックリンク機能の精度がどの程度のものなのかは、正直よく判らない。

取り敢えずは、過去数年にわたる Google Blogger の新機能の検証のため、テンプレートをデフォルトのものに戻す。